やまぴかりゃーの
マスコミに騙されないデジカメ選び
こんにちは。デジカメファンのやまぴかりゃーと申します。
巷にたくさん溢れているデジカメ、これをどう選ぶかはかなり悩む事でしょう。
広告のイメージで買う、雑誌で評価の高いデジカメを買う…。
しかし実際のところ、大手のあまり出来の良くないデジカメが雑誌で評価されていて、
本当に優れているデジカメが、正当に評価されていないのが実情です。
このページではそういったバイアスを外し、素直に良いデジカメとそうでないデジカメを評価しようと思います。
「カメラの魅力は、レンズを抜きにしては語れない。
古今東西、名機と呼ばれるカメラには必ず高性能レンズの逸話があったことを述べるまでも無く、
それは厳然とした事実なのだ。
光を導き送り、シャープな結像を紡ぎ出すレンズこそ、カメラにとって最も重要なパーツである。
デジタルカメラの世界でも同じ事。…いや、より精密な撮像素子に光を送り込まなくては
ならないデジタルカメラにこそ、よりレンズに対する重要性が増したと言えよう。」
バックナンバー デジカメレビュー 2003〜2004.1
代表的なフィルムスキャナ、DiMAGE Scan Elite
5400 DiMAGE Scan Dual IV COOLSCAN V ED
価格コム・DiMAGE Scan Elite 5400掲示板
ニコンCOOLSCAN V ED、ミノルタElite5400スキャン画像あり。
キヤノンEOS-20Dに不具合発生。CF・MD書き込み中にフリーズ。
(2004.10.5)
ソースはdpreview.comなど。CF書き込みにフリーズするらしい。
マイクロドライブだとクラッシュする危険性もあるだけに、深刻性はかなりのもの。
こういう報告は個人的に嫌いですが、某氏がきちんとイーブンに取り上げるかどうか
一応テストしてみます。これで知らん振りすれば、キヤノンの犬決定ですね。
オリンパスE-300、衝撃の10万円以下
(2004.9.30)
値段抜きでも最大限の評価ができるE-300だったが、それ以上に驚くニュースが届いた。
なんとE-300のボディの実売価格は10万円を切るというのだ。ガセでなければ、
KissDやD70など現在ヒット中の廉価デジタル一眼の価値は一気に大暴落する。
オリンパスが社運を賭けてフォーサーズに注力した理由とはこれだったのか…。
うーんやられた。とにかく近年に無いほどのインパクトだ。
ゲーム機で言えばソニーPS2並みの価格設定。これは売り切れ必至の大ヒットになるでしょう。
いいぞオリンパス!ダストリダクション搭載デジタル一眼レフE-300発表!
(2004.2.28)
デジタル一眼レフのあるべき方向を真摯に見つめた、オリンパスならではの大快挙。
かつての名機・ミノルタRD-3000を彷彿とさせるデザイン。というか、これって本当は
ミノルタが作りたかったんじゃないか…?と思えるほどそのスタイルは酷似している。
かつてミノルタが、E-10を凌ぐ傑作DiMAGE7を輩出した事があったが、
今度はオリンパスがα-7Dを霞ませるほどの傑作を出した。
ミノルタはRD-3000やDiMAGE7という教科書的モデルがありながら
「α」というブランドに頼り、守りに入ってしまった。
とにかくデザインコンセプトは、E-1やα-7Dをはるかに凌ぐ。
(何、その他のデジタル一眼…?んなもんゴミだゴミ。)これは売れて欲しい!
いいぞニコン!手ぶれ補正10倍ズームのCOOLPIX 8800、
24mmからの広角小型ハイエンド・COOLPIX 8400同時発表!
(2004.9.16)
α-7DやD2Xの発表でデジタル一眼もかなり大騒ぎになっているが、
ここではアマチュアユーザーが手に入りやすくコストパフォーマンスに優れる
ハイエンドデジカメの紹介をしよう。
しかしここでニコンが、新規でハイエンドニ機種を発売(しかも同時に)発表するとは思わなかった。
しかもどちらもユーザーに分かりやすい明確な個性があり、EDガラスを使用するなど、レンズにも手抜きは無い。
ハイエンド市場ではしばらくニコンが先導するだろう。
コニカミノルタもA200を発表したが、今回はただのダウンスペック版ということでかなり厳しい。(特にCxProcessIIIの
出来に疑問)ひょっとするとA2販売停止もありうるので、このクラスを購入したい人は傑作A2をお早めに。
コニカミノルタ DiMAGE Z3。Zシリーズ初搭載のASと
大幅に進化した高速AFで、完成度は最上に。
(2004.9.11)
Z3の売りはなんといってもCCDシフト式手ぶれ補正・ASと思われがちだが、
実はジェットAFの大幅な進化も目標に掲げられている。
Z1では合焦に0.4秒かかった被写体を0.2秒と、約2倍の速度にまで上げている。
テスト撮影では、短距離ランナーのバストアップが撮影できる速度。
なおこれはワンショットAFのみならず、動体予測コンティニュアスAFでも同じ計測値である。
Z1・Z2では外部センサーを併用していたが、Z3ではコントラストAFのみで計測している。
なぜそれでZ1・Z2より大きく進歩したのかというと、A2の基盤を流用したり
(特にメインエンジンはA2そのものと同じ)、3D-AFに近いアルゴリズムを
取り入れたから。これによりモーター駆動の無駄が減り、コントラストAFの弱点を
かなりの部分で克服できるようになった。3D-AFそのものを搭載すればもっとAFは
良くなるが、それはコストの関係でまだ無理らしい。
また、モーターはなんと三つも別個に搭載している。(AF用・ズーム用・沈胴用)
AFやズーミングのみを別個に駆動させた事で、AF強化と静粛化が実現できたという。
静粛さは動画撮影でより効果があるという。
もうひとつAF強化のために取り入れたことは、コントラスト検知のみならず色も検知
させたこと。これにより人物や強い色の検出が容易になり、精度が向上した。
荻窪氏が「その色検知は、犬・猫などの動物にも対応できますか?」と尋ねたところ、
それはちょっと難しいとの事。ただし動物撮影のニーズは重々承知してるとの事なので、
今後の技術革新に期待しよう。
価格コムや2chの荒らし書き込みをいちいちメーカーに
迫ってどうするんだ?>USUNO氏
(2004.9.8)
荒らしは徹底して無視したほうがいい。テロには一切妥協しないのと同じ姿勢で。
UTSUNO氏がどこからソースを得たかというと、HNを何度も変えて
価格コムを荒らしまくった悪質な人の書き込みでしょ?少なくとも価格コムでの
やりとりは、まともな会話でも建設的な意見でもなかった。ただひたすらZ3への
悪意に満ちた中傷。
だから価格コムで大量削除された。そんなもののどこが「ソース」だと言うのだ。
UTSUNO氏はその価格コムの書き込みを見て本気にしたのか、それとも
コニカミノルタを攻撃できる千載一遇のチャンスと思ったのかも知れないが、(おそらく後者だろう)
荒らしの言い分を元にコニカミノルタにメールを送りつけ、向こうが
返事をしなければ「メーカーの責任云々」。返事をしたらその内容を公表すると宣言した。
どっちに転んでもコニカミノルタにとって悪い噂を立てることができる。
クヒヒ…ざまあみろ、コニカミノルタ……というのがUTSUNO氏の作戦。
あまりにも幼稚で根暗だが、それゆえに効果も期待できる。残念なのは、彼が小学生ではなく
40を過ぎた大人である事だ。
例えばこういうこと。2chで他社ファンからEOS-1Dスレで不良があったというレスがいくつもあったが、
その度に「どういうことだコノヤロー。」とキヤノンにメールを送る。ついでにその返事はHPに載せようじゃないか。
…で、それは正しい行為なんだろうか?
デジカメジン管理人UTSUNO氏、コニカミノルタへメールを要求。
メールのやり取りを第三者に渡すのは、悪質なルール違反
(2004.9.7)
価格コムでさんざんコニカミノルタファンに叩かれた腹いせか、
UTSUNO氏がコニカミノルタにメールを送り、その回答を発表する(予定)という暴挙に出た。
そもそもメールとは一対一のプラベート関係で成り立つ信頼の上で成り立つコミニュケーションであり、
一方的に相手から回答を要求しその内容を世間に公表するというのはメールマナーから違反している。
(メールを出さなければ回答拒否とみなすのも、確信犯的。そもそもUTSUNO氏はZ3ユーザーではない。)
デジカメジン管理人UTSUNO氏
=価格コム最悪荒らしの「おっさん」の正体だった?
(2004.9.5)
内容をちょっと読めば、ひたすらコニカミノルタZ3やニコンD70の
掲示板を荒らしまくるこのおっさんが「IDが同じ=自作自演」ってことがすぐに分かるだろうに…。
しかもご丁寧に、価格コムの掲示板までリンクを張る始末。要するにUTUNO氏は、
荒らしと分かっていながら「その人物」に荷担するっていう態度を示している。つまり…
寂れたサイトのやる最終手段は「価格コムを荒らしまくり、
頃合を見たところでその内容を自サイトにリンクする」ことだった。
しかしそれは当然、ファン離れを促進させる事に他ならない。いくらヒット数が激減し
落ちぶれたデジカメジンとはいえ、管理人が社会常識すら失ってしまったことは残念だ。
ちなみに巷で話題の「おっさん」の悪行とは、こんな事。
・頭おかしいじゃないのか?
・私を脅かしてどういう目的を達成したいのか?
・私を通報って、なにを通報するのか?
・そんなのがややこしくて面倒くさくて使えないというのですよ。
・私がどうやって飯を食っているかに趣味はなくとも、敵を知らないとだめですね。ねぇ、わかいの(笑)
・掲示板でのじゃれあいは遊びとして片付けるけど、それ以外はいい加減にした方がいいのですよ。
・俺の日本語が下手かい?
・隠しって、いいや、そんな難しいことはできまへん(劇爆
↓
会社で注意されませんでしたか?自宅だから問題無いと云う事でしょうか。
サン○ャパンさんは、マナー教育に力を入れるとの事なので、期待したいですね。
以下引用。
> サン○ャパンにメールしたら、返答がきたよ。
>
> 株式会社サン・○ャパン 情報システム担当の**と申します。
> ご連絡いただき、ありがとうございます。
>
> 当社と致しましては、会社での私的ネット利用を認めてはおりませんが、
> ご指摘の事項に関し、当社の社内から投稿されたことを確認致しました。
>
> 今後、このようなことがないよう、インターネット利用のガイドライン
> の徹底を図り、社員に対するマナー教育に力を入れていく所存です。
> 貴重なご指摘ありがとうございました。
↓
俺はサン●●●の人間ではない!神聖なる社に迷惑をかけるのは止めて欲しい
悪いところは謝る。今度来たときは楽しくやろう。では暫くサラバ。同胞よ
ごきげんよう。コニミノは好きだった。価格さんにも迷惑だ。あとは別掲示板で。
α-7D 絵作りをどこまで極める事ができるのか?
(2004.8.13)
ミノルタは自然色重視、コニカは記憶色重視だという。
伝説のフィルム「SHINBI」を輩出したコニカが記憶色を重視するというのも
何故だろう?と思うのだが、KDシリーズを見ていると(特にKD-510Z)
その意図が伝わる。デジタルから思想が変わってしまったのだろうか。
SHINBIはあのコダクロームよりも忠実性が高く、特に緑色の出し方がとことん
忠実だった。(プロの中にも隠れファンが多い。)
デジカメ、ことにハイエンドはとにかく見た目に忠実な色・ノイズリダクションで
のっぺりさせない絵作りが信条なのだが、残念ながらDiMAGE7時代には
なかなか理解されなかった。そこでA1やZ1ではやや記憶色を加味した絵作り
を提案したが、もはや目の肥えたユーザーには「色が忠実ではないし、
ノイズを消すことでのっぺり感がわずかに出ている。こんなのはミノルタではない!」と憤慨した。
X50やZ3ではDiMAGE7当初の銀塩思想に戻り、CxProcess本来の絵に近くなっている。
これは非常に嬉しいこと。A2も忠実だが、もう少し極める事ができるはずだ。
α-7Dの場合、これは当然RD-3000〜DiMAGE7相当の絵が出なくてはいけない。
しかし老人が購入層の大半という事を考えると、ベルビア〜プロビアっぽい絵
(ぶっちゃけて言えば、カメラ雑誌に毎月載る竹内敏信・三好和義がαで撮った写真)
をむしろデフォルトにすべきだろう。
つまり、デフォルトではビビッドぎみのカラー(NR多少かかってもいい)にして
マスコミからの無用な批判を避け、ミノルタ本来の絵作り(とことん銀塩モード)を
メニューから選べるようにするというのはどうだろう。(銀塩フィルム本来の
粒状性については、上記のフィルムスキャナ掲示板を参考に。)
α-7D プレオープンサイト登場
(2004.8.13)
デジタル一眼レフカメラ プレオープンサイト『Meet
the α-7 Digital』
海外版
http://konicaminolta.com/products/consumer/digital_camera/7digital/index.html
日本版
http://konicaminolta.jp/products/consumer/digital_camera/7digital/index.html
THML版
「ディマージュ A2で撮影して、Anti-shakeによる手ぶれ軽減効果は絶大だと実感。
一眼に搭載されると計り知れないメリットがあるね。」写真家:望月宏信氏
「α-7 デジタルには、αシリーズとディマージュ
Aシリーズで培った"ヒューマン"なフィーリングと、
フィルムカメラライクな操作性を期待している。」写真家:阿部秀之氏
「僕にとってコニカミノルタの魅力はレンズ。"人間くささ"を感じさせる独特な雰囲気があるんだ。」
写真家:小沢忠恭氏
1/1.8インチ・コンパクトデジカメレビュー
(2004.8.10)
サイバーショットP100、F200、S45などの1/1.8インチコンパクトデジカメが一時期
ぱったり無くなっていたが、最近Caplio GXなど新製品が再び登場したというのでレビューしてみた。
http://arena.nikkeibp.co.jp/rev/camera/20040629/108959/14.shtml
◎E5200 P600と同様のシーンで偽色が発生していない。ADガラスを採用した効果あり。
F200と比べると若干窮屈な印象。
http://arena.nikkeibp.co.jp/rev/camera/20030506/104554/10-2.jpg
◎F200 GTレンズ。ADガラスは採用されていないが、素性の良さが一目で分かる。
ミノルタにしては鮮やか過ぎる気がする。(ビビッドカラーモード使用?)
http://arena.nikkeibp.co.jp/rev/camera/20030806/105518/16-2.jpg
○QV-R40 ヘキサノンを使用しているだけあって解像感は非常に高い。ただし、やや硬い印象。
http://arena.nikkeibp.co.jp/rev/camera/20040510/108550/07.shtml
P600 ブルーミング・パープルフリンジが目立つ。色に関しては(派手過ぎるデジカメが多い中にしては)良し。
ただしNRがQV-R40より強めで、ディテールを省略する傾向あり。周辺光量不足が目立つことがある。
http://arena.nikkeibp.co.jp/rev/camera/20040706/109009/12.shtml
S60 非常に鮮やか。ブルーミングがやや目立つ。つる草の葉っぱが鱗状に見える。
http://arena.nikkeibp.co.jp/rev/camera/20040713/109053/08.shtml
Caplio GX ブルーミングがあまりにも酷い。
総評:このクラスであえてベストを選ぶなら、F200とE5200。
しかしいずれも沈胴式で、X50やS4i、SQ、SL300Rなど画期的な光学系やメカニズムを採用していない。
そのせいか絵作りに関しても自己主張が少なく、凡人が無難にまとめたという印象が強い。
メカに凝ったデジカメは、たまにSQなど「おっ!?」と思わせる画像エンジンにすることがある。
「こういうメカを作ったのだから、それに見合うだけのマニアも唸るチューニングにしよう。」とばかりに、
開発者がぐっ!と気合を入れるのだ。これはデジカメだけでなく、クルマやビデオオーディオとかでも同じ。
デジカメを選ぶ上手な方法は、一台で済まそうとしないこと。
<作品撮り・画質優先のハイエンド>と<スナップ・持ち運び優先のスリムコンパクト>で、
それぞれのコンセプトが明確な機種を選ぶ。そうすると撮影シーンの7〜9割はカヴァーできる。
コニカミノルタ ディマージュX50
新光学系+CxProcessIIの向上で画質はXiを超えた
(2004.8.8)
光学系は従来の縦置きから横置きに変更。
それにより正方形に近い形からコンパクトカメラっぽいデザインになり、
レンズの位置も右上から中心に近いところに来た。
Xシリーズの究極のパッケージングからは理念的に後退してしまったが、
これはより多くのユーザーを取り込むために、
あえて他社機種に近いデザインにして、親近感を狙ったものと見える。
パッケージング最優先主義の自分としては、やや残念なところ。
液晶回りに凹みがあるので、液晶に触らず左手ホールドができる。
従来機ほどではないが、両手ホールドを考えたデザインになっているのは
真面目なコニカミノルタらしい。
2インチ液晶にはコストがかかっているとみえて、
大型液晶にありがちな、画素の荒さや色再現性の低さは目立たない。
(オリンパスAZ-1はさらにクリアだが、あれは別格)
液晶に2インチも必要無いと思うのだが、おまけ要素で売り出した
機種に売上げ的に負けないためには、ああいう要素も必要なのだろう。
二流メーカーに一流メーカーが歩調を合わせないといけないというのは
かなりいびつだ。デジカメ市場がまだ歪んでいるということか。
画質は500万画素ということで、解像感は従来のX、Xi〜Xgとは比べ物に
ならないほど向上している。
これは画素数よりもむしろ、新光学系や絵作りの変更の恩恵が大きい。
画質では従来機最良のXiでもSQに敵わないかも…と歯噛みしていたのだが、
これでやっとSQより高画質になったと思う。
デジタル一眼を斬る!
(2004.4.24)
E-1
フォーサーズ専用レンズ群とダストリダクションで、デジタル一眼の矛盾を極力排した姿勢。
今のところ、最も安心して使えるデジタル一眼。絵作りはもっと素直に、NRを緩くして欲しい。
α-7D
発売前ながら期待度は◎。ASは「Iフィールド」を備えたようなもの。
DiMAGEで得た豊富なノウハウと、αの優良なレンズ資産が売り。
ミノルタがミノルタらしい事を守るだけで良い。A2を超えるかどうかはまったく別。
*istD
これだけの性能を小さくまとめた技術は評価に値する。ファインダーも手を抜いていない。
絵作りは色はいいが、NRをちょっとかけ過ぎの感がある。
D70
DXニッコールを何本揃えられるかが鍵。その予算が無いならE8700にするべし。
(レンズは圧倒的にE8700が上)絵作りはニコンにしてはかなり記憶色なのが残念。
早くからAPS-Cサイズ一本で決めた分、
レンズラインナップは(銀塩共用としては)他社を大きくリードしている。
KissD
絵作りは一貫したDiGIC思想。
EFレンズはあまり良くなく、Lタイプでも高精度を求められるデジタルでは厳しいものがある。
よくデジ一眼の画質はポヤポヤしていると言われているが、その大半はEFレンズのせいだったりする。
日本カメラ5月号 α-7D開発者インタビュー
CAPA5月号 馬場信幸氏によるα-7Dへの提案
(2004.4.22)
・日本カメラ
A1チーフエンジニアの矢野さん登場。
光学式よりも厳密な精度が要求される、CCDシフト式手ぶれ補正。
それを可能にしたのはミノルタ独自のアクチュエーター。
α-7Dの場合、補正の仕事量はA1/A2の数十倍。
光学式手ぶれ補正は、かつてヴェクティスS-1に組み込もうとしたことがあった。
いいところまでは行ったのだが、APS市場の冷え込みのため商品化は断念した。
・CAPA
期待度二重丸のα-7D!だからこそ露出補正ダイヤルのデザインに苦言。
※これには同意。α-7や9のシルエットとは若干ながら別の印象を与える。
それぞれのカテゴリで頂点に君したこの二機種のデザインを、完全に継続させる事が重要。
(α-9やDiMAGE7の要素を取り入れるというのなら、デザインをアレンジしても許せる。)
思想がぶれていないキヤノンの強さ
今のミノルタの弱さは、銀塩ポジ思想の退化にある
(2004.4.18)
銀塩CAPAにA2のポートレート作例がありましたが、十分に銀塩と比較しうる画質です。
しかし、CCDの持つ情報を最大限引き出し、ネガポジの持つ、しっとりしたコクのある
情感をさらに再現するのには、CxProcess思想をもっと突き詰める必要があります。
そういった高描写・印刷向けモードの搭載こそが、ミノルタの急務と言えます。
もしも生半可に他社と同じ絵作りに変えてしまった場合、
ミノルタの独自性は薄れ、あっという間に埋没してしまうでしょう。
ミノルタが良い出来のデジカメを出す割にシェアが伸びないのは、
RD-3000〜DiAMGE7Hiを頂点に銀塩ポジ思想がじわじわと薄れていることを
ユーザーが感知して、買い替えを躊躇しているからです。
(少なくとも発売日には買えない。ユーザーサンプルが十分にネット、雑誌で出回るまでは信用できない。)
キヤノンが強いのは、良くも悪くもあの「ラッセンカラー・のっぺり絵」を
IXY200・G2以来、上から下までの全機種に搭載しているからです。
ああいうくどい絵を好む層は確実にいて、それをがっちり掴むことが出来ている。
思想がぶれていないという点では、ミノルタよりキヤノンがはるかに優れていると言えます。
エプソンプリンター頂上対決
PM4000PX VS G900 VS G800 顔料・グレーインクでPXの勝ち
(2004.4.8)
別にキヤノンやHPを外したわけではないが、「つよインク」というキーワードに興味を持って、
エプソンプリンターを調べてみた。
・顔料はノイズ感は目立つが、粒が立ってディテールがきっちり出やすい。
・染料はノイズ感が少ないものの、ややのっぺりしがち。
顔料インクと染料インクには、こういう違いがある。粒子が細かくなりノイズが目立ちにくくなった現在、
どっちを優先すべきかとなると、顔料のほうが写真的な意味で高画質に感じるだろう。
デジカメはさらにノイズを消す方向が強いので、染料の場合のっぺり感が強調される場合も考えられる。
ただし、同スペックでは染料のほうが安価になっているのは重要な要素だ。
一概に顔料>染料というわけではなく、コストパフォーマンスとの兼ね合いというわけ。
顔料系ではPM4000PXとG900という二つのフラッグシップがあるが、
こと写真においてはPM4000PXに分がある。なんといってもグレーインクの存在が大きい。
記憶色系のカラフルさではG900だが、
エプソンがよくCMで謳う「ド綺麗」そのままの色で、やや安っぽい印象がある。
ぶっちゃけ、横に並べて比較しなければG800とそれほど変わらないかもしれない。
その点PM4000PXは白黒写真を印刷する事も考慮したつくりで、フィルムの
しっとり感を再現できる可能性を秘めている。
カラフルなだけが写真ではないという人には、断然PM4000PXをお勧めする。
PXの難点はとにかく高価で、A3対応の大型サイズなので家庭には設置し難いこと。
これの廉価A4版が出て欲しいものだが…。
α-7DのASは完成するのか?
アサヒカメラ4月号 コニカミノルタ開発者へのインタビュー
(2002.4.3)
CCDを微駆動させることによって手ぶれを吸収するという、これまでの
光学式/電子式手ぶれ補正の考え方を大きく一変させた「アンチシェーク」。
ディマージュA1に初搭載し業界を震撼させた、
コニカミノルタのコロニーレーザー級最強必殺武器である。
次の課題は、レンズ交換式デジタル一眼レフへのAS搭載だった。
これが実現すれば、レンズメーカー製を含む全てのαレンズが手ぶれ補正になり、
ディマージュA1以上の快挙となる。
しかし開発者の声を聞く限りでは、このASはA1よりも非常に難しいそうだ。
2/3インチCCDより大きいAPS-CサイズのCCDを制御するのには、
パワー・スピード等、各要素で3〜4倍まで難度が上がるという。
コニカミノルタ社内では、これを「3.4.4の法則」と呼んでいるらしい。
そのため、コニカミノルタはアクチュエーターそのものを新規で開発した。
このアクチュエーターの開発期間はなんと二年。
ミノルタがここまでデジタル一眼に参入するのに手間取った大きな理由の一つが、
アクチュエーターの研究・開発に時間がかかったせいであるという。
しかも、まだ完成したわけではないらしい。
α-7Dを待ち望むファンにとっては気が気ではないところだが、
ここは開発者の石塚さん、泉さんの「とにかくここまでやるんだ!」という
意思表示を信じるしかないだろう。
なお、インタビュアー那和氏が面白い質問をしていた。
「シロウト考えではありますが、このアクチュエーターを使ってのゴミ取りは可能ですか?」
これに対する泉氏の答えは、「実はASでけっこうゴミは取れます。しかし、二次元の動き
ではゴミを完全に除去するには至らないでしょう。ゴミの奥は深いです。」
空気感とはその場の雰囲気を伝える事 A2は肌の質感
(具体的には108cmのバスト)を表現するのに適したデジカメ
(2004.3.29)
>C-8080は画面のすみずみまで全くムラがなく、
空気感っちゅうかその場の温度や湿度まで伝わってくるような写真が撮れる。
初めてPCで確認した時はマジで感動した。
相当な誤解があるようだが、空気感が得られるということは、
要するにあなたのいる場所の雰囲気をほとんど「そのまま」伝えるということだ。
現実として、この日本でそんな風景が得られる場所は非常に少ないと思うが。
(奄美諸島、日本アルプス、釧路湿原とかならともかく…)
ということは、C-8080Zは実際は記憶色で作られていると考えたほうが早い。
E-1・E-10よりも反応が良いということは、それだけ化粧が濃いってこと。
比較としてA2が挙げられたが、A2はD7やRD-3000で実証済みのCxProcess思想
に基いて絵作りされている。今月のCAPA・木村さんによるポートレート作例を見ても分かるように、
A2はデジタルとしては異例的に肌のしっとり感を得られるデジカメだという事が分かるだろう。
(どうでもいいけど、バスト108センチってのはスゴイね。)
デジタルフォト4月号 EOS-1Ds デジ一眼のCCDが大きいのは
35mmのレンズが使いたいからであって、画質のためではない?
(2004.3.28)
然り。CCDは何も無理に大きくする必要は無い。
デジタルフォト竹内敏信さんによる1Dsの作例が良く表している。
2/3インチCCDのLC-1に明らかに負けている。
間違っても竹内さんの腕が悪いわけではない。
銀塩EOSと同じように撮影したらこうなったというだけだ。
理由は35mmサイズのCMOS自体の性能が低く、EOS-1Dsの画像処理も
あまり良くない事が挙げられる。
桜の花の粒が粒にならず溶けたようにくっついてしまっているのは、
針葉樹現象と似た傾向になっている。
ただしページ1/4という小さいサイズでありながら針葉樹がはっきりと
出てしまっているのは、画像処理だけの問題ではなく、
デジタルに特化していないレンズで撮影した事も大きいと思われる。
撮影データを見るとEF70-200mmF2.8L。銀塩EFでは人気のあるレンズだ。
しかしこれはあくまで銀塩での話であって、デジタル、しかもx1.0の
35mmサイズに対応しているという訳ではない。
こういった様々な悪条件の中では、いくら風景写真の第一人者・竹内敏信
さんといえど、満足できる結果は得られないということだろう。
エプソン&コシナ BESSA RD-1
ライカとデジカメ。水と油の強引な融合。BESSAに30万円は高過ぎる
(2004.2.25)
ライカMマウントの廉価カメラBESSAシリーズが好評のコシナ。
その「なんでもかんでも出せるものは出す。」という姿勢には頭が下がる。
しかしどうも、ライカが根っから好きで作っているというわけでは無さそうだ。
同じ筐体でニコンSマウントを出してしまうところに、少し節操の無さを感じる。
(とはいえ、ニコンSのレンズを持っていながら純正ボディがリペア不可能な
場合があるわけで、クラシックレンズを活用したい人には有難い。)
さて肝心のRD-1だが、BESSAにAPS-CサイズのCCDを載せたもの。
値段は30万円弱もする。いくらなんでもこの値段はどうか?
巻き戻しダイヤル風電子ダイヤル、松本零ニの漫画を思わせる指針メーターは良い意味で悪趣味。
ニヤリとはさせられるけど、今の時代にこんなつくりでいいものかどうかは疑問。
そして一番の懸念は、古い設計のレンズでどれだけデジタルに対応できるかだ。
ただでさえ銀塩とデジタルのマッチングに苦しんでるカメラメーカーを他所に、
開き直りとしか思えない「どうぞクラシックレンズを使ってください。」といわんばかりの仕様。
LEICAという御旗が無ければ成立し得なかった企画なだけに、少々ムッとくるものがある。
試作機によるサンプル(長徳氏のR-D1+ノクトンによる作例らしい)がデジタルフォト誌に小さく載っていた。
どこか欧州らしき街並みのオレンジ色の屋根を写したものであったが、
ギトギトした油っぽい色・アンシャープで輪郭だけはクッキリという、イクシさながらの絵作りでげっそり。
ライカ使用者ってのは、本来こういう色や絵作りは望まないんじゃないか?
コシナ側として、それをやりたいのかやらざるを得ないのかは不明だが、
エッジ強調・彩度強調をたっぷりかけると、レンズの素性が失われる代わりに、
レンズが粗悪な場合でも幾分か誤魔化しが効くというのも確かだ。
「クラシックレンズの味を残す絵作りにします。」というアナウンスだが、
この作例を見る限りあまり期待できそうに無い。
デジタルフォト4月号
ライカデジルックス2/パナソニックLC-1
復活のピュアカラーエンジン
(2004.3.22)
望月さんによるライカデジルックス2(パナソニックLC-1)の作例が公開された。
なかなか侮れない。解像感が高く、ノイズをあまり削っていないのか、
オットセイの体毛(ISO100)をじっくり見ても、針葉樹現象が起こっているようには感じない。
画素数は500万画素で十分と改めて感じる。
絵作りは、たぶん前作のLC-1=ピュアカラーエンジンとほぼ同等だと思われる。
蝶がテーブルに止まっている作例の色が、デジカメマガジンに載っていたLC-40の色傾向とそっくり。
もはや二度と戻らないと思われていた「ピュアカラーエンジン」が復活したのは嬉しい。
問題は15〜20万円を高いと思うかどうか…。一応、E5000も15万円でした。
レンズは良いのか悪いのかはちょっと不明。多少シャープネスを上げているように
感じるから。(デフォルトなのか、望月さんによるレタッチなのかは不明。)
望月さんの作風からすると、ライカというより国産レンズっぽい印象に感じる。
(いや、中身は確かに国産だけど。)
安価ながら高い描写性
α-70用標準ズーム AF28-100mmF3.5-5.6(D)
(2004.3.21)
35-80mm、28-80mmなど、コニカミノルタにはSweetクラスの
廉価標準ズームがすでにいくつかあるが、今回さらにα-70用として
望遠側に100mmまで伸ばした、新規のズームが登場した。
単品での定価は28.000円。
やや長さがありコンパクトという印象は薄いが、注目はその画質。
ミノルタの標準ズームは廉価クラスでも外れが少ないので有名だが、
このAF28-100mmF3.5-5.6(D)は、その中でも出色の出来栄え。
現在のミノルタ標準ズームと言えば、なんといってもAF24-105mmF3.5-4.5(D)だが、
明るさと広角24mmに目を瞑れば、このレンズで本当にいける。
日本カメラの今月のカメラ診断書に4枚の作例が載っていたが、
もっと上位のクラス…いや、それ以上のものと言われても気付かないかもしれない。
特に小樽の夕陽を撮った写真は格別で、まさに
「シャープでありながら柔らかい」ミノルタレンズならではの描写。
その他にもCAPA、月刊カメラマンなど(これらは先月号)の
作例もよく写っていて、「これはひょっとするとスゴイレンズかも…。」
とは思っていたが、今月の日カメで止めを刺されたという感じ。
カタログには「写りに自信の正統派」というコピーが書かれているが、
このレンズの力あってこその自信なのだろう。
大型量販店では、α-70にこの純正レンズがセットされている事が多い。
もし店頭で触る機会があれば、ファインダーで確認し、デフォーカス部分の
ボケ味を含めたこのレンズの良さを確認すべし。
3月19日 ニコンD70発売
(2004.3.19)
いつも金融業や自動車会社並にテレビコマーシャルの多いキヤノンだが、
D70はよほど脅威と見えてか、KissDの広告を改めて大量に打ち始めた。
しかし、やるのはいいけど、いったいいくらお金がかかるんだ?
その分実売価格を下げたほうが、購入者に優しい気もするが…。
D70はニコンとしてKissブランドにスペックで完勝する初めてのケースだけに、
キヤノンも何がしかの対策を取らざるを得ないのは事実。
しかしKissD発売から半年経ったが、コマーシャルの膨大な数からして
しばらく新機種は無しか。つまり今回は、広告の強化で乗り切る構えと見た。
ミノルタはA2に一万円キャッシュバック。
オリンパスE-1はなんと1GBコンパクトフラッシュをサービス。やはりD70は脅威なのか…。
さて肝心のD70に話題を移すが、CCD(CMOSじゃないぞ。)やスペックでは、
デジタル一眼で二年の長きに渡り人気を博した良作「D100」と
それほど変わらない。デザインレイアウトもほぼ同じ。これは大変素晴らしい事。
問題は画像エンジンで、素材性重視のD100そのままではなく
完全に記憶色系で、ノイズリダクションも某機並に強めなこと。
いくら初心者が購入できる値段まで下げたとはいえ、
ニコンがそこまでローエンド層を意識する必要は無いと思うのだが…。
COOLPIX SQのほうがハイエンド路線というのは、どういうこっちゃ?
ニコン・ミノルタ・ペンタックスあたりは、「キヤノンDiGICのやり方は間違ってる。」
ぐらいのことを、カタログで言ってしまえばいいのだ。
そうすればノイズレスや記憶色が、絵作り方向性の一つでしかないことに皆気付く。
マスコミがなかなか記憶色・ノイズレスの副作用に言及しなければ、
(最近のデジタルCAPAあたりは少しずつだが伝えるようになった。)
メーカーが消費者に直接伝える必要はあると思う。
一消費者としては、シェアとかそういうところよりも、絵作り部分でもっと頑張って欲しい。
ということで、もし自分がニコンを買うなら、あえて旧世代のD100にしてしまうかも…。
なお、セットレンズは「AF-S DX ズームニッコール
ED 18-70mm F3.5-4.5G(IF)」。
えらくややこしい名称だが、要はEDガラスを三枚採用したDXレンズの廉価版。
値段は希望小売価格で56000円と某C社のものよりかなり高いけど、明るさはテレ側でF4.5の
標準クラスだし「それなりに安心して使えるパフォーマンスを得るには、この値段は必要。」
というニコンの姿勢は正しい。
ペンタックス*istD用の新レンズもだいたいそんなところで、5万円を切るわけにはいかないようだ。
日本カメラ3月号 「ミノルタSRT-101」特集
分割測光の始祖・光の秤
(2004.3.9)
SRT-101は1966年、新方式のMCロッコールとともに登場。連動ピンがマウントに施される。
そのやっと10年後にニコンが同じ仕様をAiニッコールで採用し、
従来のニッコールと混乱を招くなどしてしまったことを考えると、
早い時期から内蔵露出計に対応させたミノルタの判断は、非常に正しかったと言える。
このカメラの大きな特徴は、CdS素子による上下二分割測光。
現在の多分割測光・評価測光の始祖的な方式である。分割が少ないとはいえ、
明暗差の激しいシーンでも、それなりに上手く平均的な露出をはじき出していた。
1966年、すでに失敗の少ない画期的な測光方式を開発したミノルタではあったが、
当時のカメラユーザーは「露出は自分の経験と判断でするべきもの。」
というプライドが強かったために、表ではこしゃくな装置と見なされていたようだ。
しかし、SRT-101はそれまでのミノルタ一眼レフでは考えられない規模の
販売台数を記録し、そのほとんどのユーザーは声に出す事はなかったものの、
この測光のお世話になっていたのが実情である。
この方式が正式に認められるようになったのは、現在のAF一眼レフが普及してから。
ペンタ部を横から見ると素子やプリズムを容れるスペースが大きく
突き出ていたため、「マッコウクジラ」と呼ばれていたらしい。
世界的に有名な写真家ユージン・スミスはこのSRT-101を愛用。
水俣の取材撮影に使用した。
他にも多くのカメラマンが、「緑のレンズ」ロッコールの描写に惚れ込んだという。
なおこの時期、ハイマチックやスペースメーター(露出計)がNASAに正式採用され、
実際にアポロ8号、フレンドシップ7と一緒に宇宙に飛ぶなど、
当時のミノルタの露出に関する技術力は相当なものだったらしい。
スペースメーター、カラーメーター、フラッシュメーターなど
各種専用メーターを次々と登場させ、光を測る事に深い情熱をかけるミノルタは、
まさにこの時期「光の秤」だった。
WロッコールQH21mmF4は、あの幻のレンジファインダー「ミノルタスカイ」
用に開発されていたレンズで、面白い事に、マウントの後方に光学系が
大きく突き出た構造になっている。当然このまま装着すると、ミラーに
ガツンとぶつかってしまう。
SRT-101はミラーアップできるので、それでやっと装着できるというわけ。
バックフォーカスが少ないので、当時の超広角レンズとして非常に優秀。
作例を見ても、現在のαレンズに負けず劣らず良い描写をする。
”クールスキャン”のニコンが生んだコンパクトデジカメの傑作
「COOLPIX SQ」開発陣へ 敬意を込めて後継機への要望
(2004.3.8)
〇現状を維持して欲しい部分
・SQの画像エンジン(V1.2)は、クールスキャンのニコンならではの絵作り。
デジカメ史上に残る傑作なので変えないように。
よくあるローエンドのように情報を潰す、のっぺりしたアニメみたいな絵は勘弁。
欲を言えば、暗部の彩度が出てくれるとさらに銀塩フィルムに近付くと思うが、
とにもかくにもノイズを潰さないように。
・このニッコールレンズは硬過ぎず描写力が良いので、これも変えないように。
・液晶は大変見やすいのでこのまま。
・画素数は現状の300万画素で十分。
・ニコン完全自社製なのでコストがかかると思うが、他社(サンヨー)に依頼しないで欲しい。
×改善して欲しい部分
・ISO感度の任意設定。
・電源はスライド式もしくはボタン式のほうがいい。
・DiMAEGXシリーズ同様の、十字キーによるダイレクト露出補正。
・リコーGR1S同様、専用の花形フードがあるとフレア・ゴースト防止に役立つかも。
・全面の保護レンズは交換できると嬉しい。(たぶんSSで交換できるとは思うが。)
・黒バージョン追加。
・クレードルは要らない。
・SDにするとさらにコンパクトになると思うが、筐体から変える必要があるので意味無いか。
デジタルCAPA3月号
デジカメマガジン EOS-1D MarkII開発者コメント 雑感
ノイズリダクションの副作用
(2004.3.4)
今月のデジカメ雑誌は、800万画素高級コンパクトの特集。
ということで、A2、C-8080、Pro1、E8700など各新機種のインプレッションが目白押し。
そのなかでデジタルCAPA25ページ下段に興味深い文章が載っている。
「最近のデジカメはノイズリダクションで無粒子感を売りにしたデジカメが多いが、
ノイズリダクションをかけ過ぎると、のっぺりした平面的な絵になる。」とのことだ。
なお、デジカメマガジンのEOS-1D MarkIIの開発者のコメントの中にも
「1Dはノイスリダクションをかけ過ぎないようにしている。」という言葉がある。
どこまで実践できるかどうかは分からないが、DiGICといえど
そのままではやはりプロユースには向かないと、キヤノンも判断したのだろう。
デジカメマガジン3月号雑感
「〇〇〇い」まではいいが、「〇〇〇過ぎる」と不自然になる。
(2004.2.27)
デジカメマガジンの座談会の中で、面白いことを言ってる人がいた。
僕の読者投稿の選考評価は単純ですよ。かわいい、おもしろい、美しいなど
「〇〇〇い」と思った写真をチョイスしています。
ただしデジカメになって増えてきたのが、鮮やか過ぎる、キレイ過ぎるなど
「〇〇〇過ぎる」写真。
「〇〇〇い」まではいいんですが、「〇〇〇過ぎる」と不自然になります。
アベちんこと阿部秀之氏も月刊カメラマンで似たようなことを言っていたが、
レタッチしやすいデジカメでは、
特に彩度やシャープネスをパソコンで簡単に上げる事ができる。
そのため、初心者はもっと鮮やかにしよう、
アンシャープでエッジの解像感をもっとくっきりさせようとやっきになって、
結果として派手だけど平面的でのっぺりした、
わけのわからないクレヨン絵を送ってしまうのだそうだ。
フィルムは絵作りまで含めてメーカーが料理していたが、
デジカメは素材を簡単にレタッチできるからこそ、ユーザーには
その素材を上手に仕上げる料理人としての腕も問われるのだ。
最近はその「素人の腕」に最初から合わせた味に仕上げるメーカーもあるが、
「プロの仕事」としてははたしてどうか?と思う。ちなみにその本誌の裏表紙に
パワーショットA80の広告が載っていたが、作例はまさにその「〇〇〇過ぎる」
絵作りそのまんまであった…。
パナソニックLC33 アグファを思わせるこってりネガ系の色
ヴィーナスエンジンでも一味違うデジカメ
(2004.2.25)
初代パナライカはライカチックを目指そうと言う事で
ピュアカラーエンジンを採用しており、いずれも良い色をしていたのだけれど、
特にLC20はネガっぽい雰囲気を漂わせていて、隠れた良機だった。
そのピュアカラーエンジンがヴィーナスエンジンに変わり、
新型F1のサンプルを見て以来、パナソニックのデジカメからは興味がなくなってしまった。
よくある安っぽい派手系の絵作りに変わってしまったからだ。
しかしここ最近、LC20の後継機であるLC33が一部マニアに絶賛されているという。
そこでいくつかサンプルを見てみた。
なるほど、これはなかなかいい色をしていると思う。
派手ではあるけど、中間調のあたりを持ち上げているようで、
横長テレビやビデオカメラのような、分かりやすい派手さではない。
強いて言うなら、記憶色系ネガ(アグファウルトラ)を思わせるような、濁りとコクのある発色をする。
F1のエンジン乗せ変えではなく、おそらくLC20の派生と思われる。
とすると、パナソニックでもF1〜FX5とLC20〜LC43はまったく別系統なのだろうか。
黒の締まりも良い。自分は暗部の表現力も重視するが、
最近のデジカメは暗部の彩度を落とす傾向が多くて困っているところ。
が、このLC33/20はそういっただらしなさが無い。
LC20もそうだけど、このシリーズの絵作りを手がけているのは
ネガが好きで相当のセンスがある、芸術化肌の人なのではないだろうか。
名前が知りたいねえ。
残念なのがレンズがあまり良くない事。ここでもうちょっと頑張ってくれれば。
コニカミノルタ DiMAGE A2 800万画素CCD
92.2万画素EVF AFの高速化 絵作りは再び自然色に
(2004.2.23)
A1発売から早半年で、800万画素のA2がリリースされた。
急なモデルチェンジにやや戸惑ってしまうが、他社からも800万画素が
勢揃いする中、500万画素では競争力が無いという事だろう。
(相変わらず画素数至上主義の市場には辟易するが…。)
とはいえ、500万画素プログレッシブのA1も併売するので一安心。
一番の売りは、EVFの画素数を92.2万画素と、一気にA1の4倍に上げた事。
コニカミノルタでは「Super Fine EVF」と名付けている。
今のD7で使い難いと感じた事は無いが、ファインダーが大きく進化したことは歓迎したい。
(デジカメマガジンの後ろのほうにも、この高精細EVFやスイッチファインダーの記事が書かれている。)
他にもAFを20%高速化、GTレンズの再調整により精度をUPさせるなど、
半年しか開発期間がなかった割にかなりのスペックアップをしている。
ただ単にCCDを乗せ変えただけではない。
サンプルを見ておや?と思ったのが、色がA1と比べ自然っぽくなっていること。
雑誌のレビューを読むと、デジタルフォトでは「いかにもミノルタらしい、
中間色の豊富な絵作り。」と評価されている。一方、デジカメマガジンでは
「ちょっと素人受けを狙った絵。ハイエンドの方向性としては疑問。」
という意見も載っている。ちなみに後者記事を書いた落合氏は、S304を所有している。
なお両雑誌とも、このクラスのベストバイはA2であると結んでいる。
自分の意見としては、たしかにD7・RD-3000の絵に近い自然な絵作りに思える。
(まったく同一かどうかまではまだ不明。)A1には少しだけど素人受けを狙った
印象を受けたが、A2はあくまでも自然な色だ。デジタルフォトの左側の人形の写真、
デジタルCAPAのポートレートはほぼ文句無しの出来。ただしデジカメマガジンでは、
パナソニックLC-1のほうが柔らかさとコクがあり、好印象を受けた。
A2はなぜ再び自然色・測色傾向に戻したのか?
これは多分に、D7からA1に買い換えた人で「画質はD7のほうが良かった。」
という声が圧倒的に多かったからだと思う。
また雑誌のA1のレビューでも、「絵作りはD7のほうが良かったのでは。」
「銀塩フィルム的な味を求めるなら、DiMAGE7のほうが上。」と、
A1の記憶色的な変更について疑問視する意見がほとんどだった。
掲示板でも、鮮やかになったという点を肯定する意見は皆無だったと思う。
ミノルタの方向性は諧調性重視。銀塩フィルムの味を追求することであり、
またそこが、他メーカーファンを含む多くのデジカメユーザーの強い共感を生んだのだと思う。
ニコン、オリンパス、ペンタックスにも期待したいが、とりあえずはD7で頂点を極めたミノルタだ。
個人的にはとりあえずほっとしたところで、A1かA2を買うなら、
プログレッシブCCDのA1に未練を残しつつ、やはりA2ということになるだろう。
ミノルタカラーは確立できるのか?
(2004.2.22)
よく思うのが、ミノルタはなぜもっと自社の本来持つ絵作りを
大切にしないのだろうか?ということ。
DiMAGEXにしても、X、Xi、Xt、X20で絵作りを微妙に変えている。
(Xiが絵作り的には頂点)
もし万が一にでも掲示板の意見に左右されるようなら、それは大大大間違い。
(というか、ミノルタに文句を言う人間の大半はキヤノン厨の煽り。)
理屈から言えば、誰がどう考えてもミノルタの考え方のほうが正しい。
キヤノンを見よ。いくら「のっぺりアニメ」「ラッセンカラー」「針葉樹現象」と
掲示板でぼろくそに批判されようが、一貫してDiGICカラーを変えないではないか。
DiGICはたしかにそういったデメリットもある。思想的にもはっきり言って間違っている。
音楽的にはドンシャリで、料理的にはマヨラー(何でもマヨネーズをかける人の事)。
しかしそのデメリットを超える、強烈な個性があることもたしかだ。
コニカKD-510Zも然り。あれの超解像感もけして平均的ではない。
しかしあの超解像感がたまらないという人も確実にいるのだ。
そして、キヤノンが強いところは批判を恐れないところと、上は10Dから下はA300まで
全機種にDiGICを乗せるところ。キヤノンを使い続けている人は、IXYから10Dに
乗り換えても絵作りがほとんど変わらないので、安心して買い換える事ができる。
ミノルタもそうあればいいのだ。過去すでにDimageVやRD-3000で極めている
あの絵作りに、そんなに自信が無いのだろうか?今のミノルタが弱いとすれば、
絵作りで100%本気を見せないところではないだろうか。そこがユーザーにとって不安に映るし、
「色彩測色計を製造する色のプロフェッショナル」としては、お粗末な印象を受けるのだ。
たしかに自然色と記憶色では、記憶色のほうが素人受けするようだ。
ならば、標準を記憶色にしてサブメニューで自然色を選択できるようにすればいい。
(ちなみに彩度を下げる=ミノルタカラーではないと思う。コクやしっとり感が出てこそ。)
実際、ほとんど多くのテレビは標準では超ビビッドになっており、購入して家に帰ってから
シネマモードという、ナチュラルな色を任意選択できるようになっている。そのほうが合理的なはずだ。
もしこのまま、ミノルタがCxProcessを極められないまま停滞し続けるようなら、
誰もミノルタを買い換えないし、いつまで経ってもシェアは取れないだろう。
オリンパスC-8080 ズイコーデジタル以上のポテンシャルを持つレンズを搭載
(2004.2.20)
自分は、デジタル一眼がブームになる以前から「レンズ一体型は、
デジタル一眼よりもコストパフォーマンスが良い。」と言い続けてきたが、
KissDのキヤノンに続き、なんとE-1のオリンパスからも完全新設計の
レンズ一体型高級コンパクトを出してきた。これは意外。
しかもこのC-8080に搭載されるレンズは、EDガラスを三枚も使用している。
28-140mm5倍ズームレンズ。クラスから言うとE-20の後継機とも考えられる。
E-20愛用者(サンダー平山氏とか)の方々は、これをどう捉えるだろうか。
なお、E-1用には150mmF2レンズを発表した。135換算だと300mmF2レンズという
ことになる。俗に言う”サンニッパ”よりさらに明るく、そしてコンパクト。
フォーサーズのメリットを存分に生かしたレンズと言えよう。
月刊カメラマン2月号
竹内敏信「瞬彩図景」 傷
(2004.2.18)
富士山が世界遺産になれない最大の理由が、
ゴミや汚物、ケバケバしい看板など、
環境の悪化であることは良く知られている。
富士山には山頂にまで続く道が通っている。
それは周りが木に囲まれてるので、
クルマで走っている限りはほとんど見えない。
しかし飛行機で上から見下ろすと、
ざっくりと切られたような山の表面がありありと見える。
日本人は世界に誇る美しい国土を持ちながら、
それを保護するのが苦手らしい。
機材:ミノルタα-7/AF17-35mmF3.5G/ベルビア
※竹内さんのこのシリーズは、毎回ミノルタカメラで美しい自然の風景を
紹介する連載企画だが、今回は竹内さんのスタイルとしては珍しく、
かなりドキュメントタッチの内容だった。写真を見ると唖然。
金儲けのために、後世に残すべき日本一の山をザクザクと削り取ってしまう
地方自治体と、それを許してしまう国民の低モラルさを嘆くべきか。
月刊カメラマン2月号「ああ写真の勘違い」雑感
ネイチャーには本当に彩度の高いフィルムがいいの?
(2004.2.14)
E-100VSやベルビアなど彩度の高いフィルムが、
ネイチャーフォト分野では定石とされている。
しかし彩度の高いフィルムは中間諧調の表現力が苦手で、
白とび、黒潰れが起きやすくなる面もある。
月カメでは落ち葉の敷き詰めた写真を例にとっていたが、
自然な色のフィルムは茶色系の表現を忠実に再現していたが、
彩度の高いフィルムは全体が鮮やかなオレンジ色に転び、
その場の雰囲気とは程遠い結果となってしまった。
彩度が高ければ高いほど良いわけではなく、被写体に合う
フィルムを選ぶ目が必要、ということだ。
緊急告知 レンズ交換式デジタル一眼レフカメラ
「コニカミノルタα-7 Digital (仮称)」を開発
(2004.2.12)
コニカミノルタカメラ株式会社(社長:藤井博)は、レンズ交換式デジタル一眼レフカメラ
「コニカミノルタα-7 Digital (仮称)」を開発、04年秋に発売を開始することをお知らせします。
<概要>
【商品名】 :「コニカミノルタα-7 Digital
(仮称)」
【価格】 :未定
【特 長】 :ミノルタAマウントを継承し、既存のαレンズが使用可能
:全てのαレンズで効果が得られるボディ内手ぶれ補正機能を搭載
「コニカミノルタα-7 Digital (仮称)」は、ミノルタAマウントを継承し、
従来からのミノルタαシリーズ用交換レンズを装着できる互換性と、
豊富なαシリーズ用アクセサリーを利用できるシステム性を備えています。
一眼レフカメラならではの幅広い撮影領域と表現をお楽しみいただけます。
さらに、レンズ一体型一眼レフタイプデジタルカメラ「DiMAGE(ディマージュ)A1」で
高い評価をいただいている、独自のCCDシフト方式による手ぶれ補正機能を搭載します。
レンズではなくボディ内での手ぶれ補正機構ですので、全てのαレンズで手ぶれ補正
効果を得ることができます。
また、世界3大カメラタイトル*を受賞した35mmフィルムAF一眼レフカメラ「α-7」で
ご好評いただいている、わかりやすいダイヤル・レバーなどの操作性を継承するなど、
35mmフィルム一眼レフカメラユーザーの方にも違和感なくご使用いただけるデザインです。
撮像素子には、APS-Cサイズ6メガピクセルCCDを採用します。さらに、
独自の画像処理技術などにより、本格的な作品作りを目指す方にも満足いただける
階調豊かな表現をご提供します。
*日本のカメラ記者クラブ主催の“カメラグランプリ2001”、欧州のカメラ・ビデオ専門誌
による「TIPAヨーロッパ・ベスト一眼レフカメラ
2001-2002」、欧州のカメラ専門誌等で
構成される「EISA」(European Imaging and
Sound Association)の
「ヨーロピアン・カメラ・オブ・ザ・イヤー
2001-2002」の3大タイトルを受賞。
なお本製品は、米国での写真機材ショー「PMA2004」(ラスベガス)、
欧州でのIT関連見本市「CeBIT」(ハノーバー)、
国内の写真総合ショー「フォトエキスポ2004」(東京)に、参考出品致します。
また、さらに今後もデジタル一眼レフカメラボディ及び交換レンズなどを開発し、
順次、システムを拡充していく予定です。
やまぴかりゃーのおすすめオーディオ
オーディオやテレビにも「記憶色・自然色」の概念がある
(2004.2.12)
デジカメだけではなく、自分はいろんな機械類を購入する時かなり凝る方です。
その中で、「これが一番良いのではないか?」というものを紹介します。
〇ヘッドフォン
ゼンハイザー、スタックス
マニアでは定番中の定番と言われているのが、ゼンハイザーのHD580・HD600と
スタックスのベーシックシステム。
アンプにもよるが、基本的に音の粒が自然に入ってきて、ドンシャリにならない。
友人がソニーの業務用を購入したというので聞き比べてみたことがあるが、
あれはうるさいスタジオ内でも音がしっかり聞こえてくるように、ディテール強調
という感じにバランスをとっていると思われる。普通の部屋で聞くと数分で疲れる。
〇ステレオシステム
オンキョー
音の世界で、「ドンシャリ」という用語を聞いた事があるだろう。
低音(ドン)と高音(シャリ)から来ていて、
人間の耳に聞こえやすく、迫力があるように感じる中低音域をで強調したもの。
機種によっては、ラウドネスボタンで選択する場合もある。
ほとんどの国産メーカーのオーディオは、そうした音作りで設定している。
なにしろ大型電器売り場なんてのは雑音だらけで、まともに音なんか聞こえやしない。
そんな悪条件の中でよく聞こえるようにするには、やはりドンシャリ気味に
設定せざるを得ないのだろう。
これは、大型家庭用テレビにもまったく同じ事が言える。
とてつもなく明るく、鮮やかに設定されているが、あれは店内のまぶしい照明にも
負けない明るさ・鮮やかさに設定しておかないと、素人客から
「なんでえ、このテレビは暗くて地味じゃねえか」となってしまうわけ。
言っておくが、店内の明るさに比べれば家庭の蛍光灯の明るさなんて数分の一程度。
店内の標準設定のままテレビを見ようものなら、まぶし過ぎて、気持ち悪くなる事請け合いだ。
余談だが、キヤノンやフジなどデジカメの液晶でまぶしく鮮やかに設定されているものがあるが、
あれも論外。デジカメの液晶はパソコンのモニター同様、なるべく出力に忠実に再現するように
しないといけない。でないと、液晶で露出・ホワイトバランスを判断できなくなってしまう。
オーディオの話に戻すと、オンキョーはそうした音作りを否定するメーカー。
人によっては迫力が無いと感じるかもしれない。しかし原音に忠実で、長時間聞いても耳が疲れにくい。
単品コンポでも良いが、部屋の邪魔になる場合には、小さくても音が良いINTECシステムがお勧め。
ここまで言えば聡明な貴方にはもうお分かりだろうと思うが、
ステレオの音作りにも「記憶色-自然色」に近い概念があるのだ。
キヤノン PowerShot Pro1
キヤノン初の2/3インチCCDハイエンドデジカメ
(2004.2.11)
キヤノンにとって鬼門ともいうべき、レンズ一体型ハイエンドデジカメ…。
なにしろ、DiMAGE7に対抗したのがPro90で惨敗したという苦い過去を持ち、
その後は雨が降ろうと槍が降ろうと、2/3インチハイエンドを頑なに出さなかった。
(α-7000とぶつかった、FDマウント唯一のAF一眼レフ・T80にも近い?)
ニコンE5000に対抗するであろうG3も、G2のズーム比が四倍になっただけだった。
キヤノンファンにとって相当な肩透かしだったろう。
それ以降、キヤノンファンは貝に閉じこもったように他社に引け目を感じていたはず。
そしてキヤノンが起こすアクションは絶対に廉価デジタル一眼であるという予想通り、
(しかも予想を越えた安価で)EOS-KissDは登場した。この瞬間、キヤノンファンは
胸をなでおろしたはずだ。「まだキヤノンは終わってはいない!」と…。
しかし、そのはつかの間の安堵に終わった。自分が実際買える値段にまで下がり、
「憧れの象徴」から「購入検討機」になったとき、当然スペックや使い心地を調べ始める。
そしてKissD+EF-Sのダメっぷりに驚愕する。
デジタル一眼というのは、けして高級コンパクトを凌駕するものではなく、
デジタルカメラの一つのカタチに過ぎない。そこに気付いたユーザーは、
DiMAGE7系最新機であるミノルタDiMAGE A1を選んだ。そしてそれが意外にも(?)数が多かった。
ソニーもミノルタに独占させてはなるまいと、F717をフルモデルチェンジさせた
F828を投入し、ニコンにいたっては、なんとD70とE8700の二枚看板で
どちらの顧客も掴もうという強気の態度に出た。
ここに至り、初めてキヤノンはプライドを捨て「ミノルタに負けてもいいから、
とにかく売れ線に機種を投入しよう。」とその重い腰を上げたと言えよう。
Pro90の二の舞に終わるか、それとも今までの手抜きばかりなキヤノンデジカメを払拭する良作になるか。
それはやはり、Pro1がどこまでユーザーフレンドリーで真面目に設計しているかにかかっている。
デジタル一眼の狂牛病「ゴミ問題」
(2004.2.10)
吉野家が、米国からの牛肉ストップで今日にも牛丼を販売停止するそうだ。
タイムリーなので、このことに絡めた話題で行ってみようと思う。
ニコンはE8700とD70を同時に投入する。E8700は、E5700にF828と同じ
2/3インチ800万画素CCDを換装した機体だ。
不思議なのは、D70というデジタル一眼レフの虎の子を投入しておきながら、
何故わざわざ自分でストップをかけるような機種を投入するのだろうか?ということだろう。
それは、デジタル一眼がけして高級コンパクトに取って代わるものではないということを、
ニコン自身が知っているからである。
ニコンはD1からD100までデジタル一眼の豊富な経験を得ている。
デジタルに特化したレンズ(DXニッコール)を作ったりもした。
その中で、デジタル一眼の狂牛病ともいうべき問題に直面する。それはゴミ問題だ。
サンダー平山氏によると、早くて数日から一週間。遅くても三週間あたりで
CCDにアメーバのように付着するという。ブロワーで吹いてもまったく無駄、
数μ単位のゴミがそんなもので吹き飛ぶわけは無く、逆に事態を悪化させるだけだとか。
CCDには微弱電流が流れるため、静電気が起きる。
また、ミラーやフォーカルプレーンシャッターが起こす嵐のような風で、
ミラーボックスは常に埃が舞っているようなもの。これではユーザーが
どんなに気を付けて使用していても、ゴミから逃れられる事は出来ない。
この公然の秘密を、マスコミはけして公表しようとはしない。
広告主であるメーカーから睨まれるのを恐れているからだ。
また、プロでもこの事を積極的に問題提起しているのはサンダーだけだ。
(あとは海野氏ぐらいか?)
他のプロに訊いたところ、仕事でデジタル一眼を使う事はあっても、
けして作品にデジタル一眼は使わない。必ず銀塩を使用するとの事だった。
……なにやら夢の無い話だが、これが実際のところなのだ。
たしかにレンズ交換をしたいという気持ちもあるが、たった数日から
数週間で使い物にならなくなるカメラを、積極的に購入したいとは思わない。
というのが、サンダーがE-20やE5700などレンズ一体型を使う理由だった。
開放から安心して使えるレンズか
それとも開放の画質を犠牲にした数字だけのスペックで終わるか
(2004.2.8)
かつてオリンパスC-5050ZやキヤノンのG3などのミドルレンジで、
F1.8とかF2.0の超明るいレンズが流行っていた事があった。
しかしそれはかなり色収差があり、エッジに青いにじみが出る、
いわゆる「ブルーミング」の原因ともなっていた。
たしかにコンパクトデジカメは銀塩カメラと比較して明るいレンズが作りやすいことは確かだ。
F1.8からの光学三倍ズームレンズなんて、銀塩ではまず実現不可能だろう。
しかし数字スペックに囚われ過ぎると、開放から安心して使えないダメレンズが出来てしまう。
しかもデジカメの場合被写界深度が深く、なおさら開放絞りの使用頻度が高いわけで、
要するに一番使用頻度が高い開放絞りに、画質のピークを持ってくるのが正しいと思う。
レンズの記事とかでよくライターが言う「一段絞った状態」ってやつだ。
しかしそれで暗くなったレンズは、当然ながら数字スペックで一歩引く。
初心者は「明るいレンズ=高性能レンズ」と勘違いしやすい。
だから、真面目でないメーカーはあえて数字スペックのほうを優先するのだろう。
レンズがカメラにとって最も重要な要素であるという常識から鑑みれば、
高いお金を払って買ってくれたユーザーに対する冒涜であり、許されにくいことだ。
ちなみに、ミノルタのα用レンズAF17-35mmF3.5Gは、当初F2.8として設計されたものの、
開放からフルに使える描写性能を確保するために、あえてF3.5に抑えた。
これはミノルタファンのみならず、写真ファンなら良く知っている事だが、
本当の意味での明るさを持つ、真面目なレンズを評価する目を養いたいものだ。
カシオ QV-R51
R40の絵作りから一転のっぺり絵に。画素数アップしてもこれじゃあ…
(2004.2.7)
カシオにはQV-R4とR40という、安価だけどペンタックス、コニカレンズを使用した
高画質なコンパクトデジカメがあり、ブランドにこだわらない層に人気があった。
R4はOptio430のペンタックスレンズ、R40はKD-510Zのコニカヘキサノン。
そしてR40をベースにR51という、500万画素モデルを出したわけだが、
前モデルの絵作りとは違い、ノイズリダクションを過度にかけたいわゆる
「のっぺりアニメ」っぽい絵作りに変わってしまった。
ノイズが減った分絵がぺたっと平面的になって、ローコントラスト部分の
ディテールがノイズと判断されてしまい、針葉樹現象が起きて潰れてしまっている。
自分が今までさんざん批判してきたノイズリダクションの弊害が、そのまま起きてしまっている。
本来高画素モデルは、画素が多くなるだけ解像力が増すのがメリット。
(「なに当たり前な事を言ってるんだ?」とあなたはお思いだろうが)
自分は文月氏ほどの猛烈な画素ピッチ信者ではないので、画素数が増える事
それ自体に否定的ではない。
しかし、400万画素のR40より画質で劣るのでは、一体何のための
感度を犠牲にした画素数アップなのか?と疑問に思ってしまう。
まるでソニーかキヤノンのような、ビデカメの延長的な絵には失望。
これなら画素ピッチも考えて、真面目な絵作りのR4かR40にしたほうがいい。
キヤノンA80 単三四本によるちょっとおおきめサイズ
中身は北米市場向け チープシックデジカメ
(2004.2.5)
以前に何度となく言ったとおり、パワーショットAシリーズは
北米市場向けチープシックデジカメ。(ニコンE2000もそう)
アメリカ人のフランクなおとっつあんが、ワゴンの助手席シートに乗せて使うもの。
だから単三四本駆動で、本体が大きく重くてもいいというわけ。
北米でのAシリーズの値段は、ファミリーが気軽に買える程度に抑えられている。
なぜか日本では割高な設定になっているけど、間違っても、性能だの画質だのを
このシリーズに求めちゃいけない。
A80は、Gシリーズと同じバリアングルモニターが売りだとか。
しかしその前に液晶のクオリティそのものを上げるべきで、
それで見えにくい低品質液晶になってしまったのでは、本末転倒ではないか。
いかにもファインダーを軽視するキヤノンらしく、ユーザーを小馬鹿にした不遜な態度だ。
カシオQV-R40、リコーG4並に安売りされているなら、それはそれで味があると思う。
別にチープシックを否定する気は無いし、むしろ安くて美味しいカメラは好きなほうだ。
しかし、A80の性能はカシオ・リコーより劣り、大きく重く、日本人の手には
合わないのに値段が高い。日本人なら、そんなものを買う必要はどこにも無い。
CCDシフト式手ぶれ補正より、
光学シフト式手ぶれ補正が優れているって?
(2004.2.4)
C-2100UZ、FZ10のレンズの色収差の多さを見たら、ISに対する希望は失せますよ。
レンズはなるべくソリッドなほうがいいのは当たり前で、その点CCDシフト式なら安心です。
ミノルタ・ディマージュの命とも言うべきGTレンズにいきなりASを搭載したのは、
「どーやっても光学性能は落ちないよ!」という、揺るぎない自信があったということなのでしょう。
ミノルタASに対するキヤノンIS最大の欠点は、わざわざ偏芯させるということにあります。
キヤノンのISレンズがスポーツ撮り優先ばかりで、描写性優先のレンズにISが搭載されないのは、
光学系に無理を強いる設計のためでしょう。
さらにパナソニックの手ぶれ補正は、コスト削減のために液状の袋を変形させて補正します。
ここまで来ると、パナソニックにとって「ライカ」ってなんなの…?とすら思うのですが。
(というか、本家のキヤノンがなぜにパナソニックに遅れをとっているのかが不明。)
たしかにソニーもパナソニックも、ドイツ有名ブランドの名を語っているだけのレンズですが、
いくらなんでも、FZ10やFX5にまでズミクロンの冠を被せるとは、ライカやライカファンに対する侮辱です。
ソニーF828の「ツァイス」レンズのような、納得できるだけのクオリティを持ったもののみに、
その名を与えて欲しいものです。
以前「パナソニックはソニーを超えた。」と言いましたが、
F828を以って、再びソニーがパナソニックを大きく引き離したと言えるでしょう。
パナソニックのLC-1が、はたしてF828を超えられるかどうか…?
田中”80%”希美男さん御乱心!ニコン「某C社」発言に激怒?
(2004.2.2)
田中希美男さん、仮にもプロがそんな事を言って、何が楽しいんですか?
よほどD70の出来の良さに”憤慨”したのかもしれませんが、大の大人の
発言とは思えませんな。
「いくらニコンがD70でKissDを逆転しようがぁ、D2HでEOS-1Dを追い越そうがぁ、
どうせシェアはニコンよりキヤノンが上なんだよォォ!」と言わんばかり。
カメラの出来不出来とは無関係な発言だし、空回りだとも思います。
ニコンがキヤノンをライバル視するのは当たり前で、逆にキヤノンもニコンを
ライバル視しています。ただキヤノンの場合、マスコミを通じて捏造バッシング
をするだけです。(余計性質が悪いって)
社長が公の場で言う言わないなんてどうでもいいことで、それよりも性能の良い
カメラを出してくれれば、ユーザーとしては有り難いんです。それがキヤノンでも
ニコンでもミノルタでも、どこでもです。
ニコンの発言を皮肉る暇があったら、カメラの出来云々をもっと語りましょうね。